Netflix韓国ドラマ『ザ・グローリー』結末:ネタバレ解説、隠れた意味は?

はじめに

高校時代のいじめっ子たちに対する復讐の物語がついに終わりを迎えた『ザ・グローリー』はどのようにして復讐を果たしたのか。この記事では、『ザ・グローリー』の衝撃的な結末とエンディングシーンに含まれる意味などについて詳しく解説します。

MIYACHITTA
『ザ・グローリー』の概要を解説:キャスト、見どころや裏話 韓国で大ヒットしたネットフリックスドラマ「ザ・グローリー」のストーリーとキャスト、そしてみところや隠れた意味などを解説します。

※この記事には『ザ・グローリー』の重要なネタバレを含んでおります。

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「ザ・グローリー」主要人物の結末

ソン・ミョンオは誰が殺したのか?

ミョンオはジェジュンのアトリエの控え室で、ヨンジンが以前にいじめていたユン・ソヒを殺した証拠を持っていたことでヨンジンを脅しました。それでヨンジンは高級な酒のボトルでミョンオの頭を叩きます。ミョンオを殺したと思ったヨンジンは現場から逃げます。その直後、キム・ギョンラン(ジェジュンの店で働いている、ドンウンの友達でトドンウンの後の被害者。)が近くの部屋から彼の叫び声を聞きます。ギョンランが部屋に入ると、まだ死んでいなかったミョンオが彼女をつかみ、助けを呼ぶように言います。しかし、高校時代にミョンオに性的暴行を受けたことがフラッシュバックし、ギョンランはボトルで彼を確実に殺します。ギョンランがそこにいたことを知っていたドンウンは最後にギョンランを助け、ヨンジンがすべての罪を被ることになります。

サラはどのように復讐される?

イ・サラは9話でマリファナの禁断症状に苦しみ、食べ物を大量に摂取する姿が描かれます。彼女は記憶が不明瞭で、ソン・ミョンオの失踪について問われると、自分が関与しているのか不明な反応を示します。12話で再登場し、両親にオランダへ送ってほしいと頼むも拒否されます。その後、教会の地下でマリファナを使用し、その場で発見され逮捕されます。

13話で、彼女は逮捕されるものの、証拠隠滅の可能性が低いとして釈放されます。しかし、チェ・ヘジョンによって恥ずかしい映像が拡散され、彼女はヘジョンに怒りをぶつけます。その後、ヘジョンはサラの恥ずかしい映像を友達と共有し、サラは再逮捕されます。

サラの家族も税逃れで逮捕され、教会は破産。サラ自身もヘジョンから多額の賠償金を取られる可能性が高く、出所後も財産はほぼなくなるでしょう。さらに、彼女はヘジョンに重傷を負わせたため、特別重傷罪で重い刑を受ける可能性もあります。

結局、サラはマリファナ使用、公然わいせつ、そして暴力行為によって、人生が破綻する形で物語は終わります。彼女の家族もまた、税逃れと破産によって名誉と財産を失います。サラは出所後も多くの問題に直面することとなり、非常に厳しい状況に置かれています。

ヘジョンの最後は?

ヘジョンはミョンオのタブレットを手に入れます。そのタブレットの中には、ヨンジンに関する情報があり、それを見た後、ヨンジンに対する態度が一変します。その後、ジェジュンにミョンオとヨンジンが交わした会話を聞かせ、ジェジュンがイェソルの父親であることを明らかにします。ヘジョンはジェジュンの恋人になり、彼の家に住むようになります。サラが一時的に逮捕された際、ヨンジンとサラの関係に火をつけます。その後、いつも自分のことを上から目線でみていたサラに対しても悪意を持ち、ミョンオの葬儀でサラの不適切な動画をグループチャットに流します。この動画が原因で、サラは怒ってヘジョンの首を攻撃し、病院に運ばれます。その後、声が出なくなったヘジョンに対してジェジュンは冷たい態度になり、自分の娘を思いタブレットの中身をすべて消去します。その後、ドンウンが現れ、ヘジョンにジェジュンへの復讐を手伝うと提案します。退院したヘジョンはジェジュンの家に行き、ジェジュンの大切な目薬をすり替えます。ドンウンはヘジョンの行動を「他人の不幸で大笑いする口」と評し、ヘジョンはその「口」を失うことで終わります。

結局、ヒョンは自分の行動の代償を払い、言葉を失います。彼女は自業自得の結果を迎え、他の人々とは違い、自分自身が引き起こした混乱で破滅します。これはまさに「自業自得」の典型的な例です。

ジェジュンの最後は?

ソンミョンオの葬儀で、サラがヘジョンを攻撃した騒動が起き、その後、ミョンオのタブレットの中からイェソルにとって不利な証拠を削除します。その後、ドンウンはヨジョンが病院の院長の息子であることを知り、ソヒの死体について尋ねます。その過程で、ソヒが妊娠していたこと、そしてその子供がジェジュンのものである可能性が高いことが明らかになります。

ハドヨンがパクヨンジンと離婚を発表し、イェソルとともに姿を消すと、ジェジュンは焦り、ドンウンと会う約束をし運転して向かいます。しかし、突然目の痛みを感じ(ヘジョンが仕組んだ目薬のせいで)、道路のど真ん中に車を止めますが、トラックがジェジュンの車を追突します。

その後、ジェジュンは目が見えないまま、工事中の建物から誰かによって突き落とされます。彼はその場で死亡し、最も悲惨な最期を迎えます。この一連の出来事から、ハドヨンとムンドンウンが協力してジェジュンを殺害した可能性が高いとされています。特にハドヨンにはジェジュンを殺す十分な動機がありました。そして、目が開かなくなっていたジェジュンが突き落とされるとき、最後に目をあけられますが、その時に見た(と思われる)人のネクタイは、娘を連れて飛行機に乗るハドヨンのネクタイと同じものでした。

ソクジェの死

ヒョンナムの暴力的な夫、ソクジェは、妻がこっそりとお金を稼いでいることを知り、その一部を手に入れようとします。彼はヨンジンの母、ホン・ヨンエに接触し、ヨンジンの犯罪に関する情報で彼女を買収しようと試みます。しかし、ヨンエは逆に彼を車で轢き殺し、その場にいた腐敗した警察署長シン・ヨンジュンを共犯者にすることで、ソヒとミョンオの殺人事件を隠蔽する試みが失敗した後の責任を逃れようとします。その後、ヨンジュンは不満を持つ共犯者によって殺されます。

ヒョンナムの解放と新たな計画

ソクジェからの虐待から解放され、ドンウンを助ける使命を終えたヒョンナムは、娘がアメリカのホームステイ先で安全に暮らしていることを知り、安心しています。これもすべてドンウンのおかげです。数ヶ月後、ドンウンはヒョンナムに、彼女とヨジョンの次の復讐計画に協力するように頼みます。

MIYACHITTA
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『ザ・グローリー』パク・ヨンジンの結末

パク・ヨンジンは、信じていた友達に裏切られ、学校での暴力の加害者として社会的に失墜します。ユン・ソヒの母親とク・ソンヒの協力により、暴力疑惑が広がり、サラがその暴力の映像を公開した結果、仕事を失います。警察署前で記者会見を開き、謝罪をしますが、ユン・ソヒの殺人事件で自分のDNAが見つかり、逮捕されます。

刑務所でも、彼は他の囚人たちからの嘲笑と暴力に苦しみます。彼の最後の姿は、天気予報をしながら涙を流すものでした。身体的には傷はないものの、精神的には完全に崩れています。パク・ヨンジンは自分の過去の行動に対する代償を支払い、その失墜は完全に自分自身の誤った行動と、家族や友達の裏切りによって引き起こされました。

時間が経ち、刑務所内で作業のために移動している最中、向かいから来る囚人たちの中に自分の母親がいることに気づくヨンジン。しかし、母親はヨンジンに`目向きもせず、完全に無視します。

その後、ヨンジンは部屋の隅で精神的に崩れたような状態で座っています。他の囚人がからかいながらお菓子を投げるが、ヨンジンは何の反応もできないです。そんな中、囚人のリーダーが明日の天気はどうかと皮肉を込めて尋ねると、ヨンジンは急に立ち上がり、かつての気象キャスターのように服を整えて笑顔で天気予報をします。しかし、口は笑っているが、目からは涙が流れることで終わります。

ヨンジンのこの状態は、身体的には傷がないものの、精神と心が完全に壊れていることを如実に示しています。もしかすると、ヨンジンも刑務所に入った当初は自尊心を持って他の囚人に対抗していたが、厳しい肉体的、精神的な暴力によってこのような状態になったのかもしれません。結局、ドンウンをいじめるリーダーであったヨンジンは、刑務所で誰かにいじめられることで他の人と同じように、自分が苦しめたように苦しめられるようになります。

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『ザ・グローリー』エンディングシーンの意味

「ザ・グローリー」パート2ポスター

注目すべき『ザ・グローリー』最後のエンディングシーンですが、このシーンでは、突然空が暗くなり、主人公たちを照らしていた明るい光が消えるという出来事が描かれています。「空」は通常、神、あるいは天国を象徴する要素として多くの作品で用いられます。しかし、「ザ・グローリー」の最終話のエンディングシーンでは、明るかった空が暗くなることで、主人公たちの前には「天国」ではなく「地獄」が広がっているような雰囲気を演出します。

さらに、このシーンで流れる音楽は、以前のエピソードで学校の講堂で暴力の加害者たちの前に初めて登場したムン・ドンウンが復讐を始める主要なシーンで同じく使用されていました。このことから、最終話とそのエピソードが同じ音楽で描かれているということは、同じ状況を演出していると解釈できます。

要するに、この最終シーンでの「地獄」の象徴は、二つの多義的な意味で解釈できます。一つ目は、主人公たちの人生がこれまで「地獄」のように感じられていたが、これからはもう恐ろしいものではない、という解釈です。二つ目は、ついに始まる殺人犯カン・ヨンチョンの「地獄」です。主人公たちはムン・ドンウンと共に地獄の扉を開き、自分たちの人生を苦しめてきた地獄に直面します。しかし、この地獄はもはや主人公たちの地獄ではなく、刑務所が快適だと感じていたカン・ヨンチョンにとっての恐ろしい復讐の地獄となる、という解釈です。

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『ザ・グローリー』解説まとめ

ザ・グローリー』は、多くの登場人物と複雑な復讐のウェブを巧妙に描き出しています。ドンウンはいじめられ子であったがその怒りをエネルギーに頑張って復讐に成功し、最後まで視聴者を驚かせました。作家の娘からの質問であった「ママ、私が学校で誰かをいじめるのと、誰かにいじめられるのと、どっちの方が悲しい?」という質問から始まったこの物語は、多くの人々の心に残る作品であることは間違いないでしょう。

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